岩手医科大学 眼科学講座

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後期研修プログラム

2023年度プログラム

1.プログラム名

岩手眼科専門研修プログラム(定員 3名/年)

2.専門研修プログラム統括責任者

黒坂 大次郎(眼科学講座教授)

3.研修年限

4年間

4.当院指導医数

12名

5.連携施設(13施設)

【連携施設(9施設)】
岩手医科大学附属内丸メディカルセンター、岩手県立中央病院、岩手県立中部病院、岩手県立二戸病院、盛岡赤十字病院、北上済生会病院、昭和大学病院、慶應義塾大学病院、国立成育医療研究センター

【関連施設(4施設)】
岩手県立久慈病院、岩手県立大船渡病院、岩手県立磐井病院、盛岡市立病院

6.研修プログラムの特徴・概要

岩手医科大学附属病院(標榜診療科48科、病床数1,000床)では、幅広い分野の紹介患者があり、令和2年の手術件数(矢巾附属病院・内丸メディカルセンター)は、白内障手術1,494件、硝子体手術729件、緑内障手術177件、斜視手術55件、角膜・強膜移植術4件、涙道手術28件と、眼科専門医が研修すべき、ほぼすべての手術を施行している。病棟や外来にチームはなく、すべての専攻医があらゆる疾患の担当になり、上級医と治療方針を検討して手術助手を務め、また、執刀する機会がある。ロービジョン、遺伝相談等はプログラム統括責任者が指導する。

7.研修モデル(各年次のローテート例)

 

岩手眼科専門研修プログラムでは、専門研修基幹施設である岩手医科大学医学部附属病院と、地域の中核病院A グループ、地域医療を担うBグループ、関連病院Cグループの計30の研修施設において、それぞれの特徴を活かした眼科研修を行い、日本眼科学会が定めた研修到達目標や症例経験基準に掲げられた疾患や手術を経験する。4年間の研修期間中、1年目から4年目までを岩手医科大学附属病院とA、Bグループの病院群のいずれかで研修を行う。BおよびAグループの病院群は症例数が豊富で、救急疾患も多く扱う病院群である。岩手医科大学附属病院では、希少疾患や難病を経験し、内眼手術の件数、指導医も多いのでこの期間に手術手技の基本を習得する。2年目以降は、岩手医科大学附属病院またはA、Bグループの病院に所属しながら、BグループやCグループでの地域医療を同時に経験する。大学病院やAグループ病院での、やや高度な診療を経験すると同時に、BおよびCグループの病院でcommon disease をより多く経験することができる。社会人大学院に進学し、診療・研修を行いながら研究を行うことも可能である。専攻医の希望になるべく沿ったプログラムを構築するが、いずれのコースを選んでも最終的に研修到達目標に達することができるようにローテーションを調整する。また、専攻医間で格差がないような工夫をする。

Aグループ:地域の中核病院

岩手医科大学附属内丸メディカルセンター、岩手県立中央病院、岩手県立中部病院、岩手県立二戸病院、盛岡赤十字病院、北上済生会病院

Bグループ:地域医療を担う病院

岩手県立久慈病院、岩手県立大船渡病院、岩手県立磐井病院、盛岡市立病院

Cグループ:非常勤の関連病院

市立三沢病院、八戸赤十字病院、特定医療法人博愛会 一関病院、岩手県立宮古病院、岩手県立山田病院、岩手県立釜石病院、岩手県立遠野病院、岩手県立江刺病院、岩手県立胆沢病院、せいてつ記念病病院、岩手県立千厩病院、岩手県立大槌病院、岩手県立高田病院、国民健康保険葛巻病院、恩賜記念病院岩手県済生会岩泉病院、医療法人友愛会盛岡友愛病院、紫波医療センター、大迫医療センター、市立角館総合病院、かづの厚生病院、秋田労災病院

研修コース

1年目 岩手医大附属病院もしくはAグループでの研修病院での研修
2~4年目 大学病院、A、Bグループの病院に所属しながら、B、Cグループの病院での研修を並行して行う。希望者は大学院での研究も並行して行い、学位を取得することができる。
5年目 専門医認定試験受験
8.研修内容・方法

研修方法は、各プログラムの疾患の基本について研修を行い、基本的検査、診断技術および処置を習得し、それぞれのプログラムの到達目標を目指す。毎週行っている症例カンファレンスにも参加する。NICU・高次救命救急センターを備えた医師臨床研修指定施設なので、他科との連携委員を中心にあらゆる全身疾患に関わる眼症状も研修する。また、学会報告や論文作成の機会も豊富にある。当院での研修期間中は学会活動の機会を得やすいよう配慮している。

9.サブスペシャリティ領域との連続性

学会や日本専門医機構において検討中。

10.研修に関する問い合わせ先

担当者   西田 泰典(眼科学講座)
電話番号  019–613–7111(附属病院)